助けの要ること、助けられることを「着て」表明するベスト-要援護者・支援者のために-
2016年04月22日
20日の新聞各紙では「エコノミークラス症候群」の危険性について取り上げられていました。
連日の車中泊から血栓が足などに出来ることが原因で、体を動かしたり足を延ばして寝たり水分をこまめに摂ることで防げることなのですが、被災地の生活の中では難しいということです。
たまには避難所で足を延ばして寝ることも大切かもしれません。しかしその際には共同生活の中でプライバシーが脅かされたりボランティアの方とのコミュニケーション部分で面倒を感じる、疾患への理解が得られないことが心理的障壁になり、車中泊につながっていると考察されていました。
弊社の防災備蓄ベストは、例えば何か手助けを必要としている方にはその内容を、具体的には、外見で判らない内臓的な疾患や妊娠初期などの方が症状等を書き、着ることで周りもその方の置かれた窮状を理解でき、適切なフォローを得やすくできます。
また、通訳などサポートの技能がある方も、出来ることを書き、着ることでフォローの必要な方が助けを求めたり、あるいは周りの人間がその2人を引き合わせたりすることにも繋がります。
長野北部地震、常総市水害の際は自治体に直接お届けさせていただきました。この度は21日時点でまだ配送に混乱があるとのことで見合わせておりますが、発送の準備はできています。
もしものためにあらかじめ備えられていれば即使用でき、皆様のお役に立てていただけます。100人分が1箱で場所も取らずに備蓄でき、ディスポーザブルなので洗濯などに水を使いにくい被災時にも衛生的です。
エコノミークラス症候群は本来助かったはずの避難先での悲劇です。備え有れば防げる悲劇。食料・水などに比べ、備蓄品としての優先順位は低く見られがちですが、相互理解の手段として大きな働きをします。
その他、自治体での災害に備えた備蓄用製品を各種取り揃えていますのでご覧ください。